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zoom RSS 「国別対抗」の思想、「モンゴルに帰れ」とWBC

<<   作成日時 : 2017/03/30 22:04   >>

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 先ごろあったWBC,ケチをつけるわけでもないが、なぜこのような野球大会に
日本人が(日本人ばかりじゃないけど)夢中になって、しかもメディアの報道ぶり
も大きいのか、・・・・・メジャーリーグのワールドシリーズ、そこで勝ったチーム
が「世界一」というのは野球界の常識であるが、・・・・、メジャーリーグのトップ
クラスは当然出場していない。そこに見えるのは「国別対抗」というナショナリ
ズムを刺激する要因である。

 元来野球はワールドカップに比肩するような国際大会はまったくない。あく
までメジャーリーグで完結するのが習わしである。そこには国別対抗も別
にナショナリズムの発露はさほどみられない。あくまでチーム対抗であり、
国家主義の介在する余地の少ないスポーツである。勿論、ハンク・アーロン
がベーブ・ルースのホームラン記録を破るというときには一部の白人ファン
から「白人のルースの記録を破るな」と脅されたともいわれるが、野球は国
別対抗、ナショナリズムの要素は比較的低いスポーツである。そこに国別対
抗、野球にしてま珍しくナショナリズムをむき出しの大会という点が日本人、
メディアを大きく動員し、思わぬ熱狂に近い関心を生んだものと思える。

 そこで大相撲、春場所は久々の日本人横綱「稀勢の里」の逆転優勝で幕を
閉じた。熱狂だったという。たしかに長らく日本人横綱が出ていない、あまりに
モンゴル出身力士の圧倒的な天下が続いてきた、しかしモンゴル出身の大関、
照ノ富士への「モンゴルに帰れ」の罵声、照ノ富士が白星狙いの変わり身をみ
せたことが日本人客の本音を誘発させた、にしても、端的に言って禁句である。
「小錦負けろ」はあっても「小錦、ハワイに帰れ」という野次はなかったはずだ。

  
画像


 ネット配信記事によれば照ノ富士の後の一番に登場した同じくモンゴル出身
の日馬富士は「あまりにブーイングがすごくて、相撲を取るどころじゃなかった。
大けがにもつながる」と困惑の表情だったという。

 相撲はあくまで個人競技である、土俵に上がれば一人の力士、であり、それ
以外の余計な要素、特に出自、出身国をターゲットにした野次は観客のマナー
として許されるものでないことは明らかである。

 相撲は(競技人口は多くはないが)「国技」といわれている。だがその世界は
世界中の若者に開かれてる、はずであるが特に最近、日本人の国別対抗意
識が強くなっていることは否めそうもない。

 日本人としての誇りがあるなら、絶対に「モンゴルに帰れ」などという野次は
出る道理はない。それぞれの出自はあるにせよ、それによって罵倒されるいわ
れはどこにもない。一人の力士同士ノフェアな戦いを見たいだけだ。アンフェア
に思えたからにせよ、決して口にすべき野次ではない。

 もう三十年以上前、部屋に残る,親方になるには日本国籍が必要と規約が変
更された。つまり当時、ハワイ出身力士や、また在日力士、そのときは該当は
金城がいたが、その規約変更の意図は国家主義があったと思われる。

 最近の、政治的感情、日本の風潮の右傾化が相撲の野次にさえ現れている
、とみて的外れでもない。右傾化の先進地!大阪であるし、メディアの扱いも
、あまりの日本人横綱をちやほやし過ぎている印象は拭えない。横綱昇進の
基準も実際はクリアーしていないが、しかしメディアは喝采である。

 日本人としての、改めていえば、誇りがあるなら「モンゴルに帰れ」は口から
でる言葉ではあり得ない。大相撲がヘイトの展覧会場になりかねない、それが
定着しかねない瀬戸際である。

 

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