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zoom RSS 北朝鮮におけるチュチェ思想(主体思想)と核兵器開発との関係?

<<   作成日時 : 2016/01/07 23:02   >>

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 北朝鮮の水爆事件成功発表に対して日米韓、中国、北欧、EUなどは厳しく批判
を加え、国連安保理での追求、また制裁発動を検討している国もある。だが常に
忘れてならないことは北朝鮮がチュチェ思想の国であることだ。別に肩を持つとか
どうかでなく、実際、国の根底に建前としてチュチェ思想が据えられているのだから、
外国にどう言われようとお構いなしはいたって当然である。常にアメリカの軍事的
圧迫にさらされ続け、中ソ対立の間でなお生存していかなければならなかった、こ
の小国にとってチュチェ思想こそ、いついかなる場合にも依拠し、すがるべき基盤
であった。『制裁』とか『包囲網』などと言えば言うほど、ますますチュチェ思想はそ
の意義を発揮するというわけである。『文句があれば日本も核兵器を持て』とでも
言われるかもしれない。チュチェ思想とは『自主独立』の思想であるから、今でも
首都圏の空域は米軍支配の日本では及びもつかない世界と揶揄されるだろう。

 メディアは何から何まで北朝鮮非難、断固制裁の大合唱ばかりで尽きることは
なさそうだ。たしかに北朝鮮の悪行は枚挙にいとまはない。だがそこに存在する
チュチェ思想の国である。

   
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 朝鮮戦争当時から北朝鮮は独立国として維持、軍事的優勢、国家のアイデンティ
ティー確立のため核兵器の保有を熱心に考えていた。しかし中ソは一貫して北朝鮮
が核兵器を持つことに賛同せず、自主開発、豊富に埋蔵のウラン資源を活かした
核兵器の開発のための研究は一貫して続けてきたのは紛れもない事実だ。

 結局、北朝鮮の核兵器開発は良かれ悪しかれ筋金が入っている。NPTはとおに
脱退している。脱退する権利がある以上は脱退をとやかく言っても始まらない。そ
の時点で核兵器開発のメドが立った、とも考えられる。いかに五流国と軽蔑されて
も、では貧困の極みでも自主独立でなんとか核兵器(水爆は疑問だが)を開発した
国と日本、韓国のようにアメリカと緊密な同盟を結ぶことで、自主的な核兵器開発
を禁止され、あてのない『核の傘』を頼るという国とどちらが自主独立国家のアイデ
ンティティーがあるかといえば、北朝鮮だろう。チュチェ思想はマルクス・レーニン主
義を受け継ぎつつ、新たな時代、民族に適応させて発展させた『主体的世界観』と
いうのが公式的説明とはなる。

 そもそも北朝鮮がなぜここまで非難され、制裁されても核兵器を持とうとするの
か、それは北朝鮮の立場にたてば氷解することである。韓国は緊密なアメリカとの
軍事同盟がある。北朝鮮は現在のそのような協力な軍事同盟を大国と結んでい
ない。アメリカは何度も北朝鮮に侵攻し、一気に体制を崩壊させようという計画が
立てられたのは周知の事実だ。現在も侵攻する、とまでは言わないにせよ、朝鮮
戦争での惨憺たる米軍の軍事攻撃による被害の記憶の生々しい北朝鮮が、な
んとしても国家の存立、継続の手段として核を持つしかない、と考えたのはある意
味、不自然でもない。それほど北朝鮮は国家の存続が危ういのである。だから、
核実験をしたからといっていくら制裁を加えても、まさに背に腹は代えられない事情
があるわけである。アメリカの核兵器と比べれば天地の差であっても、保有すると
しないでは、これもやはり天地の差がある、と北朝鮮は考えるのである。北朝鮮の
持っている国家存続の危機感は他国では容易に想像できるものではない。現実
にでは、と思うが、すべての根源が国家の存続への不安なら、唯一の解決策とは
アメリカが北朝鮮の存続の保証を与える朝鮮戦争最終終結の平和条約を結ぶ
以外にないことは明白だが、・・・堂々巡りで決直不能な面がある。北朝鮮の行っ
た、ちょっと常識では考えにくい非道も、国家存続の危機感の裏返しと理解する
べきであろう。

 、ーさて日本では北朝鮮という国は論外で箸にも棒にもかからない劣等悪質な
国とという文脈でしか論じられないが、一度、チュチェ思想がどのように国家の政策
に反映しているか、まじめに考えてみることも必要ではないのかと感じるのである。
 批判する方は全否定、北朝鮮側はチュチェ思想の現実化、深化なのだから未来
劫噛みあう道理はない。だが現実は現実である。北朝鮮がこの世から消え去ること
ることもなければ核兵器を廃棄する可能性もない。思想性から言えば日本の狂信
ともいうべき右翼思想よりは遥かに『思想』の領域に入っている。

 北朝鮮に言わせれば『わが国は超貧乏国でも核兵器を自主開発で保有して
いる。日本のようにアメリカの属国になって政治家たちは親米従属しか能がな
い独立を達成できていない国よりはマシだ』とでも言うだろう。

 ◆『核の傘』という分かりきったウソを押し付けられて、自主的な核兵器開発
が出来ない日本、韓国、そして台湾である。『日本が核攻撃されたらアメリカが
その攻撃国に核攻撃する』こんなバカなことがあるはずはない。いかんせん、
そのような状況がまだ発生していない以上、ウソと明らかでもウソと断定しにく
い事情はあるだろうか。有色人種の遠方の国のために自国の白人が犠牲に
なる、ことは100%あり得ない。

 いたって単純な話で、俺たちは持ってもいいがお前は持ってはいけない、とい
う核拡散防止条約のもつ根本的な理不尽さである。端的に言って、どんな国で
も核兵器は持つ権利自体はある、と見なすべきである。その上での論議なら、
分かるが、核保有国のエゴがなにも正義でも何でもない以上、核兵器を小国が
保有したとて非難すべきだろうか。あくまで戦略上、また政治的駆け引きのため
の兵器である。

 もはや核兵器を持った北朝鮮という現実は、ほぼ永久に否定、消し去ることは
出来ないのだからその思想面を改めて十分、調べ直すことの意味はあると考え
る。絶対否定をやってはみても決して消せない存在、まして核兵器を持てば基本
的には手を出せないのだから、日本には難しいようだが地道に『理解』すること
、日本にもチュチェ思想研究所があるわけだし、理解しがたくとも、その思想を斟
酌することで開ける道もあるかもしれない。

 ♠ 『断固たる措置』と言い続けて結局、何も出来ない韓国は?

 北朝鮮が核実験のたびに韓国政府は『断固たる措置』とそのたびに声明を出
スのであるが、結局は拡声器による政治宣伝しか相変わらず手段がないのが
現実である。反共主義と日本への恨みで凝り固まる韓国もなんとも未来が見え
ない国には違いない。『断固たる措置』が例によって嫌がらせ的な宣伝放送で
は核によてt格の違いを見せつけられたということだろう。

 日本は?見ての通りの反応だが、人的交流を抑えつけるという『制裁』では
チュチェ思想のさらなる強化に肥料を撒いているようなものだろう。反発も、逆
に思想深化のきっかけとさえてしまうかもしれない。

 核兵器の保有は朝鮮戦争以来の北朝鮮の悲願であり、さらに水爆保有も
ぜひとも望んでいたことである。だがこの成功は疑問符がつく。だが調べられ
れば分かる見え透いたウソを、・・・・ついたのだろうか?

 ともあれ北朝鮮は『水爆保有国を宣言する。これからは責任ある核兵器保有
国として核は先制攻撃で使わない』と言う以上は、冷静に付き合い方を模索す
るしかないだろう。脅威というなら脅威にせよ、核兵器発動は政治的兵器、戦略
的存在なのだから現実に使われることはないと言ってよい。アメリカ一国しか核
兵器を持っていない状況でのみ、原爆は投下されたのであり、相手国が核兵器、
さらに運搬手段を持てば核は『差し違え』兵器であって、アメリカのような国は
事実上、使えなくなる。中国のように『西安以東は犠牲にして、生き残る中国人
はアメリカより多い』と開き直れば、あるいは使用可能かもしれないが、これと
て政治的効果の言葉である。もはや核兵器は使えない兵器、戦略、政治的兵
器である以上、冷静な対応が必要である。

核を放棄させたいなら(双方に困難があっても)、朝鮮戦争を休戦条約でなく、
最終的な平和条約で法的に終結させる。アメリカが北の体制存続、国家の存
続の保証を平和条約で明記し、南北不可侵条約も締結して初めて可能では
ないか。・・・それが出来ないから相互不信の悪循環というわけであろうが。

 ◆ともあれ、国内的影響はますます安倍首相により改憲に火がつくだろう。危
機を煽っては自らの政治的目的を達成という、まことに国際情勢は日本の右傾
化の口実には好都合には違いない。参院選で自民は大勝利確実で、この国の
行き着く先が何かもう確定してしまった、に近い。

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