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zoom RSS 「アンクル・トムの小屋」の意外な続編とリベリア建国

<<   作成日時 : 2018/05/23 10:08   >>

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 南北戦争の一つのモチベーションにもなったというストウ婦人のUncle Tom's Cabin
、アンクル・トムの小屋、は今に至るも黒人には白人に媚びへつらう卑屈な黒人の
象徴ということでえらく評判が最悪で、白人には白人で悪評プンプンである。

 ここでリベリア建国とストウ夫人「アンクル・トムの小屋」との関係を考えてみたい、
リベリアは自由という意味と思えるが、アメリカが武力でアメリカの黒人奴隷のアフ
リカへの帰還先として建国したものである。

 全45章からなる「アンクル・トムの小屋」の最終章が多くの人は、生徒向けの「アン
クル・トムの小屋」を読んだ多くの人はトムが息絶えたところで終わっている、それ
が最終章と思いがちだが実はそれは第41章である。本当の最終章はストウ夫人の
「解放奴隷のアフリカ植民宣言」である。この辺の事情をよく解説していのは「黒人の
アメリカ」荒このみ著、ちくま新書である。

 そこで改めて「アンクル・トムの小屋」を読むと第43章

 「僕の魂が抱く願望と憧憬は、アフリカ人としての国籍を持つことだ。・・・・アフリカ
沿岸に僕は一つの共和国を見る。この共和国こそ選ばれた人々によって作られた
国なのだ」

 と語るジョージは南部からカナダに遁れてきたムラトー(白人と黒人の混血)dった。
ジョージは、カナダからフランスに留学後、アメリカではなくリベリアへの移住を希望
する。

 「われわれの国は、アフリカ沿岸に文明とキリスト教の潮流を導き、至るところに
力強い共和国の若木を植えるだろう。その木羽熱帯植物特有の速さで成長し、永
遠に生い茂るだろう」

 このムラトーのジョージこそが、ストウ夫人の思い描いた次世代の「アンクル・トム」
の姿であった。最終章で、ストウ夫人は解放奴隷の教育を受け、それから彼らをアフ
リカに送る必要を説く。キリストの教えをアフリカに広めるために。あるいは、アメリカ
を「黒人のアメリカ」にしないために。

 旧聞に属するがアフリカ初の女性大統領がリベリアに誕生した。元国連職員であ
った。就任式にブッシュ大統領夫人が参加となると、そこに「アンクル・トムの娘」と
アフリカのある大統領から蔑称されたライス大統領補佐官の顔も見え隠れする。
白人に媚びていい思いをする卑屈な黒人がアンクル・トムとみなされているからだ。

 リベリア建国はアメリカ植民協会がアフリカの土地を選定し、購入したものだ。
解放奴隷はこの協会の手で、協会のパンフレットによれば「トランスポート」された
のである。建国は1847年、首都の名称はモンロー大統領にちなんでモロンビア。

 現在のリベリアは支配層のみ公用語の英語を使う、数%の「アメリコ・ライベリア
ン」と呼ばれる解放奴隷の子孫である。「文明とキリスト教」は、ストウ夫人の願望
どおり、アフリカ沿岸に根付いたのであろうか?


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