つぶやき館

アクセスカウンタ

zoom RSS 人類史上最悪のヘイトがなぜ21世紀の日本で発生したのか

<<   作成日時 : 2018/04/11 17:55   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 もはや多くの本、記事、レポートで報じられる通り嫌韓を主体とする在特会など
、またそれ以外でもヘイトデモの現実のあまりの惨憺たる下劣さ、野蛮さ、暴虐さ
は筆舌ぬ尽くせないほどのものである。ごく一部とも言えないのは在特会の会員
が老若男女を問わず広がりを見せ、例えば東北、その山形県のように在日の極度
に少ない地域でさえ、会員がいる。周囲に在日などおらず、全く在日と接触もない
人たちが、嫌韓自体に酔いしれたように、まさに民族侮蔑、中傷の罵倒自体が目的
かのように狂態を演じる。ソレはネットの世界でも同じであり、実に執拗で意地悪を
極めている。どう見ても、自分に利害関係などなにもないのに、在日コリアン、在日
定住外国人をターゲットにした罵倒中傷に浮き身をやつし尽くす姿言動からは、も
はや伝統的右翼とも無縁であると云うしかない。そこには何の建設的な世界観もな
い。ただ憎しみ、意地悪さ、だけである。およそ21世紀にもなって文明国でこのよう
な馬鹿げた蛮行が白昼堂々と繰り広げられているということの異常さはいくら強調
してもしきれるものではない。

 在特会の黎明期、フィリッピン家族の追い出しという非情な非常識な攻撃、伝統
右翼も、あまりにひどいと眉をひそめたその下劣な排外主義、弱い者いじめの快
楽にひたるという歪んだ過激さが会員数の増加を招いたことを考えても弱者を、い
たぶり、いじめるという卑劣な精神が、日本人の心を惹き付けた、まさに劣化する
日本である。

本質は無抵抗な弱者への攻撃、いくら罵倒脅迫しようと反撃を受けないという
卑劣さ


 無抵抗すぎるフィリッピン家族への攻撃で分かるように、要は無抵抗、無抵抗に
近い存在への、弱い者いじめでウサを晴らす、ということに尽きる

 この日本では想像も出来ない巨大な利権をほしいままにする存在が数多いのに
、選挙権すらない在日に攻撃を加える、口汚く罵ってもしょせん反撃のバックもな
い存在であることを在特会などが知り尽くして居るからに過ぎない。

 利権利権というなら例えば被差別部落への優遇を取り上げて被差別部落に乗り
み、口汚く「この同和利権野郎、ゴキブリ」と喚けばいいだろう、でも絶対にやらない
、怖いからである、そうしたら在特会の連中は本当に殺されるだろうから。最も日本
で弱い存在、マイノリティをいたぶることで、それ自体を無常の喜びとするという、考
えられる最低な、最も卑劣な行為で自己の歪んだ満足感を充足するということであ
る。

 歴史的には世界中、数多くの国で異民族排撃は行われたが21世紀の日本の
ヘイト団体による民族差別、中傷、攻撃の激しさ、野蛮さはナチス時代のユダヤ
人排撃、攻撃と並び称されるであろう。あの日本のヘイトデモの惨状を見たら、
日本人が一旦暴走したら、虐殺でもなんでもやりかねないと納得するしかないで
あろう。そのひどさはもう数多くレポートされていえるが、コリアンタウンの女性を
見ては「朝鮮売春婦!」と口汚く罵るさまは、ほんの一例でもあまりに野蛮である。
「チョンコー、ゴキブリ、死ね」白昼堂々と大の大人がこの種の人類史上でも最下劣
な言葉で罵りながらコリアンタウンを喚き散らすさまは、この国の劣化をイヤでも
思い知らされるであろう。

 在特会の桜井誠、何やらカリスマだが福岡県出身で県内の高校を卒業後、20
代から30代にかけては警備員、区役所の臨時職員などをやっていたという。その
頃からネットで嫌韓を中心とする民族差別メッセージを発信していたが平凡なネッ
ト右翼でしかなかった。高校時代までを知る人も「全く地味で目立たない」高校時代
の家出騒ぎ以外何も印象に残ることはなかった精彩に欠ける人物だったという自分
は近くの朝鮮学校の生徒とよくケンをやり、いまでは一緒に飲む、と放言しているが
当時を知るものは「それは作り話だ」と一笑に付している。その冴えない桜井がヘイ
トデモで「チョンコーは汚物だ、ゴミ箱はゴミ箱へ、チョンコーは半島へ帰れ」と喚くさま
をみて、人間の変貌ぶりに驚くという。「無口でおとなしく何も特徴がなかった」桜井
が在日朝鮮人という攻撃ターゲット見つけ、仲間を募ってのヘイト行動で初めて自分
の存在感を認識した、・・・・在特会に入ったものの感想で「仲間ができて嬉しかった」
ということが主要なものに挙げられるが、この窮屈で閉塞された現実の中で、異民族
排撃に初めて仲間を見出し、喜びを得る、という余りに歪んだ姿が垣間見える。桜井
のように何の精彩も誇るべきものもない、全くうだつの上がらぬ人間が、民族差別と
いうもターゲットを持って初めて生きる証を得た、という下劣にして笑えないこの社会
の皮肉な真実である。

 在日朝鮮人の攻撃という何の利害関係もないことで群れ集まることで初めて自分
の「居場所」を見つけたという会員が多い、抑圧された閉塞された現実の中で居場所
もなく仲間もいなかったものたちが、心に潜む異民族への憎しみで一致でき、いくら
喚いても文句を言われない罵倒中傷にカタルシスを得て、これがますます先鋭化を
招くという図式は変わりそうにもない。

 その惨憺たる現状を語れば際限もない、問題はなぜ21世紀にもなって遂に真の
民主主義も、ヒューマニズムも熟成せず、最も下劣なる野蛮が現出したのか、であ
る。戦後の焦土から豊かになる、より自由で民主的な社会を築く、という目標が、・・・
いつの間にか失われてしまった、経済成長も行き着くところまで行った。もう日本の
真の意味での経済拡大はない、全ては終わってしまった。

 国民的、国家目標の喪失

 その閉塞が、戦前のファシズム再来を目的とする巨大統合右翼団体、日本会議
の結成につながったと言えなくもない。明治創成の価値観、近代天皇制という近代
ファシズムの特異な形態こそが本来のあるべき姿、伝統という荒唐無稽な論拠が
あたかも大きな説得力をもつほどに、・・・・・・国家目標国民的目標が失われたので
ある。

 経済成長で豊かになる、自由で民主的で平和な国家の発展、これらが無意味に
なると思えないが経済については中国、韓国などの発展もあってかっての独壇場
は消え失せた、歯牙にも欠けなかった韓国の発展は著しい、民主主義はもはや
機能指定内科のような刷り込みばかり与えられる、・・・・・・・

 なにかここでターゲット、伝統的な民族差別感情、蔑視感情の潜む韓国人、朝鮮
人への攻撃がまさかの復活である。もちろん差別感情はあっても表向きはタブー
っであた。だがタガがはずれた。歴史的に何も知らないはずの若者がこの世の快楽
を見出したかのような嫌韓、民族差別の中傷罵倒である。もはや平和という目標も
、経済発展に寄る豊かな生活も、より民主的な日本も心に響かない、どころかそれら
は呪詛の対象だ。

 実のところがんじがらめの閉塞である。どこに居場所を求めるか、・・・・・・何の
利害関係もない在日韓国人、朝鮮人、などであるという歴史の終着点である。
希望は失われということの傍証である。行き着くところまで行った、後は反動だけ
である。戦争の記憶も薄まるばかり、強まるのは右翼の戦争賛美のみ、無意味な
生き甲斐に初めて自分の存在感を見出すという、、・・・・・・日本は壊れて終わった
のだろうか。

 建設的な国家目標が失われた時、日本人の心に蘇るのは長年、培われた弱い者
いじめへの言い難い郷愁であったなら、八方塞がりの閉塞が弱いものいじめで表向
き、癒やされる?という恥ずべき魂の琴線ということであるならば。

月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文
人類史上最悪のヘイトがなぜ21世紀の日本で発生したのか つぶやき館/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる