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zoom RSS 横溝正史の謎、全作品、著作に「矢掛」、その地名が一度も出てこない

<<   作成日時 : 2017/08/04 10:32   >>

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 戦前はいざしらず、横溝正史は岡山県と非常に関わりが深いことは、もう
周知の事実である。横溝正史の父親は船穂町、現在の倉敷市船穂町柳井
原の出身であること、横溝正史の妻も岡山県の東部、和気閑谷あたりの出身
であること。そこから戦争末期、空襲の東京から柳井原に近い隣接というべき
吉備郡岡田村字桜、現在の倉敷市真備町岡田地区に疎開したこと。そこに
在住することで新たな新境地を開拓、岡山県を舞台とする、特に岡田村の東
隣接の川辺村を舞台とする金田一耕助初登場の「本陣殺人事件」、また笠岡
諸島のある島を舞台とする傑作「獄門島」、その他短編で岡山県を舞台とする
疎開先の岡田村で書き上げている。

  戦後は岡山県を舞台とした作品は多い。有名な長編だけではない。中編、
短編で横溝正史が岡山県を舞台としているとみられる作品は戦後、岡田村で
書いた最初作品、「神楽太夫」成羽町、美星町を舞台としている?総社の新本
の駐在所も。そのような状態で岡山が舞台とすいせいされる(大作を除いては)
20作程度か。

 八つ墓村、悪魔の手毬唄、獄門島、本陣殺人事件、鴉、湖沼(笠岡市尾坂)

蜃気楼島の情熱、首、車井戸はなぜ軋る、人面瘡、黒猫亭事件、夜光怪人(
笠岡諸島)、黄金の指紋(下津井?)、悪魔が来りて笛を吹く(登場人物の一人
は岡山県出身)、堕ちたる天女、迷路の花嫁(舞台は東京、岡山県出身という
登場人物)、支那扇の女、仮面舞踏会(被害者の母と孫が昭和20年6月27日の
岡山空襲に見舞われている)、怪獣男爵(仙酔島唐船げ出て・・・)。獣人真島
(笠岡諸島)、蝋の首(吉備郡)、絵馬(総社)、ペルシャ猫を抱く女(岡山県の北
部)、肖像画(ペルシャ猫〜の快作)、心(高梁川沿い、高橋、総社から倉敷)
消しな蝋燭(吉備郡)、空蝉処女(吉備郡)、

 ざっと上げてこれくらいだろうか。

 ★では、その後の岡田村らが編入されて出来た「真備町」の矢掛町、まれ
なことだが本陣と脇本陣がそのまま残る,重文、いかにも古さを漂わす宿場
町の中の宿場町、本陣の中の本陣、因習ある地名は多い、・・・・・

 矢掛町、その中の地名が横溝正史の著作に完全に出てこない、のは
横溝正史の謎と言って何ら過言ではない


 横溝亮一さん、ご長男は府立十中から旧制矢掛中学に転校された。
岡田村から毎日矢掛まで通った、自転車で。

 矢掛を知らなかった、からとはいえない。毎日、亮一さんから矢掛の話は
聞いていたはずである。

 それをいうなら「笠岡市のこと、まして笠岡諸島、また「尾坂」なんて全然
知らはいはずである。それにもかかわらず。あれほど作品の舞台にしてい
る。

 矢掛町も全く書いていないが、ルーツの船穂町もほぼ書いていない。また
奥さんの出身地,和気のあたりも書いてはないから、別に訝しむことはない
、・・・・・いえるであろうか。私はそうとは思えないのである。

 ★理由、最大の理由は「本陣殺人事件」にある。

  さらに長男の亮一氏の毎日の矢掛への自転車通学の苦難、なぜ倉敷
に県立中学がなく、矢掛などにある?という鬱積した不満からの憎悪


 まあ本陣といえば川辺宿の西隣の矢掛宿である。神辺宿もいいが、まず
追随は許さないだろう。脇本陣、しかも本陣に匹敵の立派な脇本陣がその
まま残り、家も継続している、本陣は石井家、脇本陣は高草家、名門である


 対して川辺本陣は早く絶えてしまった。家系もない。その建物もなかった。
早くに取り壊された?今は川本陣跡地の小さな碑があるのみ。

 だkらこそモデル化、舞台化出来たわけである。石井家で嫁が処女でなか
たtかた凝ったやり方で密室殺人、は書きたくても書けないだろう。

 だが一度たりとも矢掛もその中の地名も横溝正史全著作にはない。これは
矢掛町の重み?を考えると奇妙だ。いかにも素材になりそうだ。笠岡よりも
、下津井よりも総社よりも県北よりも、・・・・・だが正史は書いていない、

  @長男亮一氏が毎日自転車で矢掛中学まで通う苦難を見て、いつしか
矢掛に反感と憎しみを正史が抱き始めたため。

 A 実態のない川辺宿を具現化してしまって、そのことが現実に豪壮な
本陣、脇本陣が存在する矢掛への反発憎悪となった。

   矢掛に近い舞台といえば、美星町の近接の地名を使っている。あん
なセコイ場所を、という感じ、だから矢掛を知らなかったはずはない。正史
は一貫して無関心以上に矢掛への憎しみがあった。

 「本陣殺人事件」で「三本指の男」、なんと「後月郡芳井」の出身だとさ、・・
ここで矢掛を出してもいいと思えるが、川辺宿のでっちあげの心の咎めが
正史を現実の王者?矢掛への反発嫌悪となったのである。  

 
    由緒ある矢掛本陣


  
画像


 

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