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zoom RSS 昭和の究極の隠れた名曲「さよならを言う前に」(小林啓子歌唱、中村八大作曲)

<<   作成日時 : 2011/08/10 18:28   >>

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  その昔、旺文社の「大学受験ラジオ講座」なる物があり、文化放送で深夜、
1時間、2講座が放送されていた。

 (なお、2枚目はラジオ出演時のもので右側が小林啓子さんです。

 その前半と後半のインターミッションで、よく流れた曲で「小林啓子」歌唱の
「さよならを言う前に」があった。

 本当に名曲で陶然とした気持ちにさせられた。小林啓子という名前自体は
それほど有名ではないようだが、森山良子と並ぶ「日本のジョーン・バエズ」
とも言われる実力歌手で「比叡おろし」を聞けば、唖然とするほどうまい。

 が一番好きなのは「さよならを言う前に」だ。

 「昭和の隠れた名曲」とは他にも挙げる人もいるが、それらは、かなり知られ
た歌手、曲のことがほとんどで、また「さよならを言う前に」と「名曲度」が比較
にならない。(「さよならを言う前に」が上)

 元来、中村八大が昭和38年頃、弘田三枝子のために作曲したものだ。
ネットでのみ、弘田歌唱を聞けるが悪くない。弘田三枝子自身「戦後最高の
歌唱の実力」という異名があった。(後半はイメチェンで全く感じが変わった)
弘田三枝子は前半において国際的な活躍もしたほどの歌唱力だが、やは
り、いかにも歌謡曲っぽく、小林啓子歌唱のような、「さらりとして素直な歌唱
の中に真情を込める」という清冽さに欠けるのもやむを得まい。

 ちょうど、NHKでの「夢で会いましょう」で「上を向いて歩こう」、「明日があるさ」
「夢で会いましょう(テーマソング)」、「幼なじみ」、「遠くへ行きたい」など名曲を
次々と創作していたころの中村八大の作品だ。したがって本来のオリジナルは
弘田三枝子となるが、小林啓子は歌詞をmodifyし、この曲自体のミッション的
雰囲気の息吹を込めることに成功し、「さよならを言う前に」は小林啓子のもの
となった。



 なお、「いぬい ゆみ」さん歌唱もあるが、やはりいい味を出している。ただ
YOU TUBEを別にすればオークションで古い古いEPレコードしか入手できず、
弘田三枝子は皆無You Tubeのみ。小林啓子さんは最新の歌唱もCDアルバ
ムも出ている。無論、中村八大全集CDにあるのも小林啓子さんである。

 小林啓子は聖心女子学院英語専攻時代から歌手活動を始めており聖心
女子学院がミッション系だったこともあって、この「さよならを言う前に」が
チャペルの雰囲気が濃厚なことと実にマッチングしている。

 弘田歌唱と歌詞が少し変わっているがほぼ同じ。特徴は小林啓子による
2番、3番の付加であり、中村八大作品集でも作詞は小林啓子となっている。

   
       さよならを言う前に


  さよならを言う前に

  もう一度想い出して

  雨の春の夜

  いつか傘を捨てて

  涙ぐみかわした  初めての口づけ

  このまま こうしていたい

  いつも いつも いつも

  どんな時でもと誓ったあの言葉

  十時に鐘の音をそっと聞きながら  

  
  あれから夏も過ぎ 今はもう冬なのに

  くちづけしてきた二人

  たとえ会えなくても

  それでもそおっと 名前をよびながら

  十時の鐘の音を そっと聞きながら


  さよならを言う前に もう一度約束して
  
  遠い国に行って  いつまた帰るやら

  手紙さえ書けない  旅が続こうとも

  お願い忘れずに きっとくちづけして

  あなたのなかの  私のおもかげに

  十時の鐘の音を いつも聞くたびに

  いつも聞くたびに 

 
  元来、弘田三枝子のため歌だったが、ついに小林啓子の不朽の名曲となった
のは彼女による歌詞のmodifyがその曲のムードに見事にマッチしたこと、歌謡曲
から脱してゴスペルにも通じる「祈り」の想いが新たにこの曲に吹き込まれたため
と感じる。

 それは「十時の鐘の音(ね)」を「十字の鐘の音」と掛詞のごとくミッションスクール
の雰囲気に高めたことでもある。最初と最後の写真は彼女の出た聖心女子大学
のものだが、この曲を歌唱するに最も相応しかったのが小林啓子だったのも偶然
ではないと言えよう。
  
 現在はyou tubeでも多く、またCDも「小林啓子」によるものと「中村八大作品集」
に収録されているものと多種済々だ。

 「さよならを言う前に」歌唱は弘田三枝子でなく、小林啓子である。作詞は
元の弘田三枝子歌唱の後半部は不明だ。「さよならを言う前に」は基本的には
同じだが。だか、今の「さよならを言う前に」は「中村八大集」でも「小林啓子作詞」
となっているのは何かを示唆するようだ。

 小林啓子の学んだ聖心女子学院のチャペル

現在もライブ活動でご活躍中だ。

 ジャンル的はミッション系カレッジフォーク、ポップスということになるがその歌唱力と
志向性はっもう少しでゴスペル歌手の領域も可能な気がする。

 比類なき品格、至高の真情と言って差し支えあるまい。



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